
2011年4月4日に撮影した、“大谷口給水所ポンプ棟” の写真である。
当ブログの “巷説 0002” の記事において、地元のヒトの発言は必ずしも正確であるとは限らない、といった話をしているが、今回は、地元のヒトが“大谷口給水所”について記している文章を紹介したい。執筆者は東京都板橋区大谷口1丁目在住のO野さんというかたで、問題の文章は、“板橋白門会” というサイトに “完成まぢか水道タンク” というタイトルでアップされている。タイトルからもわかるように、執筆者は大谷口に“水道タンク”が整備されつつあるという認識をお持ちだったようだ。なお、掲載日(アップされた日のことか?)は、平成23年(2011年)1月10日だそうである。執筆者はこのように述べる。
板橋区大谷口地区のシンボルであるタンクの完成が近づいている。平成16年から始まった工事は、平成23年3月(完成予定)となっています。震災時等に板橋区・豊島区の周辺12万人分の給水を賄うための配水池およびポンプ棟からなる立派な施設である。
(中略)
タンクをはさんで、南側屋上は駐車場、北側屋上は区立大谷口公園(仮称)となり、公園は芝生広場でワンパク広場と健康遊具を備えた健康広場になります。
“立派な施設”かどうかはともかくとして、“配水池およびポンプ棟からなる”というふうに事実を正確に把握しているのであれば、あの地上のおまる状の建築物を“ポンプ棟”と呼ぶのが理の当然だと思うのだが、執筆者O野氏は、“タンクをはさんで、南側屋上は駐車場、北側屋上は区立大谷口公園(仮称)となり”と記している。やはりここでも
ポンプ棟=タンク
なのである。
自分の考えている“理の当然”が、東京都板橋区大谷口1丁目では“珍説”になってしまう。頭がおかしいのはどうやらこっちのほうらしい。